第501回 土蔵で見た先人の知恵と技

東近江 川村工務店

2014年01月21日 23:25

昨年暮れから、土蔵の改修工事をさせて頂いています。

壁に窓穴をあけたり、

外壁や基礎部分の補強など。

工事を進めるに当たり、「色々考えた先人の技が見えてきました。」

生きた教材です



土壁の竹小舞が丸竹で、縦の竹には、芯に鉄筋が入っている。
防犯用とか!



自動で閉まっていく板戸。開けるのは重いようですが、反対側に錘がぶら下がっていて、
開ける時も苦労しない。



外側に取り付けられた鋼板の窓が、庇に当たらず開けられるように、アーチになった掛け庇。




礎石の石組みの裏側でも、きっちりした裏積みがしてあり、石の使い方がアッパレ!

先人の仕事が、見れたことは何よりの学習です。



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