第501回 土蔵で見た先人の知恵と技
昨年暮れから、土蔵の改修工事をさせて頂いています。
壁に窓穴をあけたり、
外壁や基礎部分の補強など。
工事を進めるに当たり、「色々考えた先人の技が見えてきました。」
生きた教材です
土壁の竹小舞が丸竹で、縦の竹には、芯に鉄筋が入っている。
防犯用とか!
自動で閉まっていく板戸。開けるのは重いようですが、反対側に錘がぶら下がっていて、
開ける時も苦労しない。
外側に取り付けられた鋼板の窓が、庇に当たらず開けられるように、アーチになった掛け庇。
礎石の石組みの裏側でも、きっちりした裏積みがしてあり、石の使い方がアッパレ!
先人の仕事が、見れたことは何よりの学習です。
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