第633回 フランスにて

東近江 川村工務店

2019年04月14日 13:58


4月6日、「くむんだー郡上」さんのお誘いがあり、
フランス リールにて「くむんだー」の海外初の好演がありました。

シャルル・ド・ゴール空港から、TGV(高速鉄道)にて1時間半、
ベルギーと国境をなすリール市へ。
ここから、電車やバスを乗り継ぎ、ノール=パ・ド・カレー日本人学校へ。

毎年開催されている学園祭が、30周年という記念すべきお祭り。
この、学園祭にて、「くむんだー」のお披露目となりました。




この企画は、昨年末「くむんだー」郡上の
兼定さんからお話を頂いたものです。
「くむんだー」郡上が、このツールを使い、
木組みや家づくりの日本の木の文化をPRし
文化交流を深めると願うイベントへの参加でした。
そのことが、「フランスにてデビューする!」という形になりました。




この日は、子供達の発表が前半にありました。
ゲーム感覚や紙芝居・クイズ形式等、自主的な楽しい発表。
その後は、盆踊りや太鼓で
それは賑やかな地域のイベントって感じです。



学校祭は地域の研修ホール(ダンスホール)で行われ
会場の外では、大きなフリーマーケットがあり、その準備の様子です。

後半は、地域の方も含めてのワークショップ中心のイベント。
折り紙・習字・将棋・囲碁・浴衣等日本の文化のワークショップが行われました。
「くむんだー」は、この文化ホール(ダンスホールとか?)の真ん中にて好演です。

「くむんだー」が、フランスの子供達や保護者の方に、
すんなり受け入れて頂けるのかとても心配でした。
が、始めると参加が多く、父兄にも見守られながら、
コンコン・カンカンと音を立て、楽しんで頂けました。


「くむんだー」って、海外でも受け入れられるんだ!と感じました。

また、ワークショップでは、
郡上の兼定さんの「ミニくむんだー」の組み立て。



兼定さんの娘さんと妻とのコラボ、
岐阜の桧で作った、かんなくずのバラつくり



わたしは「くむんだー」の指導と、
組子細工(麻の葉)を作るという、アートづくり。
フランスの方がお手伝いしてくださいました。



『伝統を未来につなげる会』後援の看板の前では、
学校の会長さんに、日本の組子細工のミニアートをプレゼント。



写真中央が市長さん

大変、喜んでいただきました。

伝統の街並みと、広大な畑作と放牧地が、
シーンを変え、目を楽しませてくれる、
豊かな国だと感じました。







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