第507回 ニュー牧民広場「金剛苑の巻」の案内です。
10月11日(土)・12日(日)
私たちを取り巻く暮らしの環境は、情報や物資にみちあふれた時代となっています。
その豊かさを享受し、日々の生業の中、子育てをし、
豊かな暮らしを送っている事は云うまでもありません。
反面、物を得る為に時間とお金に翻弄され、
心にゆがみが起きてしまっているように感じます。
また、一方では、時間やお金ではなく、人が生きていく上で大切なものを取り戻そうと、
衣食住の自然な姿を、ちゃんと見つめなおし、自分らしく行動する人が増えてきました。
例えば、都会から田舎暮らしを求める人、無農薬で食物を栽培する若い人、
添加物の無い食べ物をつくる人、ものづくりを発想し手づくりする人等です。
近年、暮らしの中に急激に入って来たものに、
ファーストフード・コンビニ・工業生産された住宅・海外で生産された衣類。
どれをとっても便利ですが、良く考えると、以前、街のもっていた機能を無くし、
生活からアレルギーを発生し、街並みさえも壊していっています。
増え続ける生活からの病気や、土に還っていかないゴミ。
先の無いエネルギーについて、共に学び行動していく事が、一市民として大切な事だと思います。
こういった学びの場を、日々実践されている人たちと、気持ちをひとつにし、
発信し共有できれば一番いいのかと思い、この企画をすすめたいと思います。
滋賀の伝統産業である、近江上布・手織りの里金剛苑をお借りし、
私たちの心を発信できることが力強いと感じています。
古民家では、ヨシペン画の企画展示
木造小学校では、「住」をテーマにした展示が主です。