第607回 牡丹の花

東近江 川村工務店

2017年05月07日 21:16

京都国立博物館にて、海北友松(かいほうゆうしょう)展が開催されています。

近江の戦国大名、浅井家に仕える武士。
手に刀を持つことから、絵筆を持つようになる孤高の絵師。

案内のチラシやポスターには、
迫力ある龍の墨絵が登場する。

が、 金屏風に描かれた牡丹の絵。
圧倒的に咲き誇る、命が弾んで見てとれる数々の牡丹。
この絵が、見たかった!
この絵は、時間を忘れる程に、吸い込まれていく。すごい!



写真撮影はだめなので看板で!



京都近代美術館

実は、朝から大阪へ。
目的は、築100年の大阪中央公会堂の見学。

100周年記念イベントは6月13日からで、
建物の中は、ホール・階段吹き抜け程度しか見学できなかった。
ちょっと残念。

岡田信一郎が設計の案をだし1等になる。
実施設計は、辰野金吾・片岡安の共同設計。
東京駅を思わせる意匠。西日本初の重文。

建物の、安定感・素材の趣・西洋の意匠を取り入れたデザインの美しさ。
設計された方の頭の中は、どんな構造になっていたのか、
そしてそのデザインを「よし」とした人たちの心意気。
100年経っても、地域や国民に愛されるっていう事、
そんな建物を木造でつくってみたいと思う。



大阪・京都と急ぎ足ですが、いいものを見聞することができました。















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