第383回 お風呂の改修
お風呂の改修といえば、左官さんが作ってくれた、
タイルを貼った在来工法のお風呂を、ユニットバスに
据え替えるというのが一般的です。
今回のお施主さんも、お風呂を回収したいと
リフォーム会社や工務店にお話をしてみると
どこの業者さんも、「ユニットバス」ありき。
私が相談を受けたとき、答えは、
「ハーフユニットで天井や壁は、杉やヒノキの板張り」
「そんな工務店は初めて」
と、「そんなことができるのか?」でした。
大工だから、薦める選択肢です。
ユニットバスなら工期も簡単で短い。
水漏れも心配なし。イメージもすぐ湧き理解も早い。
そんなところです。
倉庫に大切にストックしてあった、『槇』という木
湿気に強く抗菌作用もあり、木のにおいが王様級。
古事には「槇で棺をつくれ」といった具合。
くさりにくいという意味です。
工事を進めていき、脱衣場も直させていただくようになりました。
洗面カウンターも、天井・壁面をヒノキで仕上げました。
木の香る良い雰囲気になったことに、お施主さんも私も満足です。
ユニットバスは、耐用年数が過ぎ解体すると、ゴミばかり。
板の貼ったお風呂はいかがですか。
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