第384回 古材を使った家 組み立て
平年より18日も早い梅雨入りです。8日が上棟式です。
天気予報とニラメッコが毎日の日課です。
ということで、日程を早めて今日は組み建てとなりました。
13Mの松の梁(地棟)です。自分の山の木です。
曲がった松の梁は、「この梁は曲り過ぎだから使えない」とか、
一切文句も言えず、建築主からの自前の材料を使いきっていく
という、責任があります。半分仕方のないことです。
その分、木そのものが持っている、力強さ・迫力が、
伝わってきます。木組みがデザインそのものです。
設計は、何度もチームを組んでいる、河島1級建築士事務所。
棟梁は、息子に任せました。
平面的な動線やプランは、河島さんはうまいです。
しかし、木組みについては、いっさい口は出しません。
だって、仕事のできる棟梁なら設計事務所より、
ずっとよく知っているし、使い方はうまいんだから。
そこのところの信頼関係ですね。
「あ・うん」の呼吸ってところです。
軸組構造見学会は近いうちに開催します。
きっと、迫力の木組みと出会えますよ。
同業者さんも来てくださいね。
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