7月15日、陸前高田に行きました。
滋賀から、どっぽ村のエコワークス代表の清水さんと、先日まで約2カ月間、
気仙町でボランティア支援活動をしていたという田上君。どっぽ村で1年半、
農業の研修をしているという松井君。(二人ともどっぽ生)
清水さんの、「被災地に、仮設(本設)住宅を自力で届けたいと」いう、
強い思いに、私の気持ちと合致し、職人がつくる木の家ネットの仲間でもある、
陸前高田にお住いの、菅野さんと日程を調整し、訪問させていただきました。
お昼過ぎにお邪魔をし、菅野さんと津波後の被災の状況や、地域コミュニテイの
話しを沢山伺うことが出来ました。
私たちは、特に被災した所の見学という行為はしませんでした。が、
通りすがりに目にした光景は、津波にさらわれた、建築物のがれきの山と、
つぶれてしまった、車がそこらじゅうにありました。
被災せず、原発の身に迫った心配なく、安全に暮らせていることに、
日本の中で、こんなにも差があってもいいのだろうか!
今、自分たちの持てる力を、どのように使うべきなのか、考えないといけません。
関東大震災でも、たくさんの人の命と家屋がなくなりました。
家屋については、土に還っていく、自然素材でできていました。
現在は、どうにもならない素材でできています。
技術が進むということは、こういうことなのか!と残念です。
原発もしかりです。
経済の進歩や便利な生活を求めた為、一度起きた事故で、人間に与える
負の部分は測りきれないものです。
子供や孫たちのために、いったいどのような社会を残していったらいいのか、
今、しっかりと見つめなおさなければなりません。
被災地に対して「何とか」と思う気持ちは、被災者にとっては、
まだまだ、受け入れがたく時間が必要でした。