湖東地域材循環システム(キキト)のメンバー、田中さんよりお誘いを受け、
私の弟子4人と職人さん1人が、7月28日夜から被災地に向け出発しました。
石巻牡鹿半島給分、自宅からはおおむね900㎞の行程。
今回は14人の支援団体。女性チームは炊き出し班
男性は大工班に分かれ、それぞれ作業をする。
支援センターにて、作業の振り分けに従い、それぞれの持ち場に配置しました。
弟子たちは、初日、水産加工場の内装の解体作業をしました。
2日目も引き続き作業するものや、「ちょっと、これお願いできませんか」に、
お宮さんの階段のコンクリートの型枠や
、地域の人の家の補修などを、させてもらいました。
食事も、全食自炊という事で準備を(カップ麺ばかり)して行った。
大工道具も解体作業に必要なものは揃え、材料も先発組が
家まで取りに来て、準備は整えました。
被災地に着き、迎えて下さった加工場の方は、食事も出してくださり、
「遠いところから来てくれて、ありがとう」と、心から接してくださいました。
かえって弟子たちが、被災された方の笑顔から、
勇気や、未来につけて「頑張るよ」の気持ちが伝わってきて、
「もっと、これからも何度も、支援に行き、役に立ちたい」
という、気持ちがふつふつと湧いてきました。
現地では、これからは、大工と言う職人が必要となってきます。
今回参加できなかった自分ですが、
支援活動から帰ってきた弟子たちをみると、
本当に自分たちが「お役にたてた」という、心からの感想に、
参加させていただけた事に、うれしく思います。
『仮設住宅を木造で』という、取り組みも全国で盛んに
繰り広げられていますが、及ばない私には、弟子たちと
被災地を訪れ、大工と言う仕事で、お手伝いをする事が
一番良いのかもしれません。決して、地元の職人さんの仕事を、
取ってしまうものではないと思います。
出来る事はこれからも、たくさんあります。