第401回 伝馬館

東近江 川村工務店

2011年08月21日 21:09



時々、前を通っているにもかかわらず、見過ごしていた。
「何でしょう、伝馬館って?」

何か月か前に、研修に行き、その感想に家内が、
「あんたやったら、気に入ると思うは!」と言ってくれた。

お盆休みの16日、ついでで申し訳ないが、立ち寄ることになりました。

来場者はなく、休み?って思うくらい。入場料も無し。

外観を見ると、いかにも新築で東海道五十三次土山宿を思わせるような!そんな感じ。
中に入れば、やっぱり民家の再生だ!とわかる。
縁側に貼った、縁甲板の建材がなzかさみしい。もう少し何とかしたい。
少し、自分なりの評価が下がった。



五十三次の切り絵と名物の紹介

二階は階段を挟み、土蔵風の和組が表しになっていました。
ここでは、五十三次の絵を切り絵により表現したものの企画展示。
見事な出来栄えの切り絵の下には、五十三の宿場での名物が、食品サンプルで
展示してありました。
おもしろい展示だと思いました。



ちなみに土山宿の名物は、蟹が坂飴(写真上)

反対側の二階は、小屋組みがすごい。
見たことがない木組みです。
和組みと合掌とも登り梁ともいえるような、迫力満点の木組み。
半分づつで、木組みの様子が分かれているから、不思議です。



和組みとも洋組みとも

そんな迫力満点の木組みの空間には、
歌川広重の東海道五十三次を、盆景に表現した作品が見事に展示してありました。
繊細な手仕事でしか完成できない盆景が、すすびた梁と重なり、時間の長さを感じました。



盆景

滋賀には、近江八幡といい、五個荘といい、懐かしい風情を残す
街道や街並みが点在し、とても良い所や!と改めて感じました。

滋賀はいい!











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