第409回 家づくりの向かう方向

東近江 川村工務店

2011年09月19日 22:11

第74回目の「根本から見つめ直して、ちゃんとした家をつくる。」連続セミナー
(通称風土木セミナー)今回は、「今、ハウスメーカーは何を思う」
「家づくりの向う方向」という、テーマでお話をして頂きました。

お話を頂いたのは、30数年某ハウスメーカーで、
営業・技術・企画と人通り経験をし、現在は、民家の再生等の
設計などをしておられた方です。


その時その時の、流行語をつくりながら、国策の上に立ち、
エコであったり、長期優良住宅・バリアフリー・高断熱等、
あの手この手で、法律や風潮をつくってきました。
メーカーの思うままの家づくりです。
現在は、環境を語らなくては、メーカーとは言えない。
社会に受け入れてもらえない。そんな勢いでPRする。

ユーザーは簡単に気持ちが動き、「そうだ!そうなんだ!」
と、家を買ってしまう。メーカーの思う壺。

でも、メーカーも家が売れなく疲弊してしまっている。
「どうも、次の打つ手がないらしい。」

なぜなら、風土に合った、日本の伝統構法でしか、策が無いと言うのだから。



合理化された大量生産住宅から、伝統構法を学んだ家づくりをしてこうとする、
メーカーの企業努力。
伝統構法を捨ててしまう在来の大工工務店。メーカーのやってきたことを
後追いをしながら。「ちょっと、バカですよネ」

「やっぱり、日本は伝統構法だよ!」と、世論がなったとき、
はたして私たちは、どれだけの後継者を残しているんだろうと
思うと、頑張らずにはいられません。

私たち世代の使命です。


参加者30人で予定していました。
みんなのPRのお影で、28人のセミナーが開催されたことに
感謝です。ありがとうございました。


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