第425回 倉敷にて 格子

東近江 川村工務店

2011年11月01日 23:40

倉敷では、「倉敷窓・倉敷格子」と言うのがあります。
下の写真は、1・2階とも倉敷格子のはめられた家の外観です。



美観地区の古い街並みには、欠かすことのできないアイテムですネ!



特徴は、上の写真の様に、格子建具の構造をしっかりとしたものにするために、
見付けが広い、軸が組まれています。その区切られた中に、比較的上品な
細めの格子が、上下方向の半分あたりまで組まれています。3本の配置が
比較的多いように思いました。



細い格子は、4本であったり5本であったりもありました。
5本配してある格子は、隙間が10㎜と狭く、格子の見付けも12㎜程度で、
見た目柔らかく見えます。



また、二階部分は「虫籠窓」といった、白壁で覆われた窓も見受けられました。

倉敷窓は虫籠窓の白壁が塗ってないような、木そのものの窓の事です。





上のような写真の窓を、時折見ることが出来ました。

施工した職人が「わしのところはな~!」みたいな、
仕事を競いあった、証みたいなもんですね。


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