第463回 熊川宿

東近江 川村工務店

2012年05月05日 22:23

GWは、毎年3日から5日に決まっているのが、大工という職業らしい所だ。
今年は、6日が日曜日なので、超大型連休。かつてない事です。

3日4日は、天気もすぐれず曇天。
やはり例年の様に、畑や草むしりに追われた。
結構きついんですね、この仕事が!

5日は、打って変わって青空が広がり、「どこか行こうか!」

高速も混みそう。湖北から湖西へそして鯖街道を福井小浜へ、車を走らせる。



熊川宿の街並み

近年、各地の街並みを見たり散策をするのが好きになった妻。
伝統的建造物群保存地区に指定されている、若さ鯖街道熊川宿。

あまり耳にした事がないんですが、
滋賀から福井に県境をまたぐと、すぐに、目的地に着くことが出来る。



街道には、桁行と妻側が混在した家並みが連なる。
虫子の窓や真壁・塗り込みの漆喰壁。
特に、妻側は、杉板が大和貼りとよばれる手法で外観を形付けている。
京都の影響なのか、格子や柱までもが、弁柄で塗られているのも多数ある。

街道に沿い片方が、早瀬の水路がコンコンと水を流す。
厳しい冬には2m近い雪が積もり、除雪場にもなっている。
各戸には、早瀬の水が生活に欠かせない、川戸が儲けてある。
水と建物。そして格子。










何らかの形で、街並みを整理するために、職人の手が加えてある。
中でも、掃出しや出越し窓の格子は、
デザインや格子組みのサイズに変化があり、格子の持つ機能が
正しく吟味されていうように感じた。

格子って、それぞれ地域により、デザインが変わるので、
実におもしろい。興味が湧く。



ちょっと、いっぷく。大好物のみたらしだんごが目に入る。

味わってみると、あら不思議!
甘たれでない。醤油味だ。
飛騨高山では、しょうゆ味だったので、「そっち系?」


今日は、熊川宿と出会い、忙しい日々から解放された、
山間の新緑に包まれた一日でした。




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