第464回 うの家で総会

東近江 川村工務店

2012年05月12日 22:01

守山市を横たわる中山道守山宿。
街道に面して、虫小窓と格子戸が連立する、大きな造り酒屋さんがあります。
故(元 内閣総理大臣 宇野宗助氏)の生家。
現在は、当時の趣を残し改修され、地域の文化的遺産となり解放されている。

今日は、ここで、木考塾(岩波正氏代表)の総会と交流会がありました。




街道に面した宇野家の風景

この施設の奥には、同じように改修された土蔵があり、会議などが出来るようになっています。

総会では、少し低迷している活動をどのようにして活性化させていくのか議論もされました。
若い弟子たちが、設計事務所や工務店に少なからず増えていることを思い、
木構造の未来の担い手として、繋ぐための企画など。



会議の様子

この会場の天井を見上げると、「なぜか大胆だ!」と感じる。



小屋組みの意匠

主軸を受ける柱が無かったり、
松の梁が逆さの勝って使い?長さが無い為の、梁の受け方。

外に出てみると、一か所から、シンプルな、また、賑やかに瓦の棟が連なったりと、
さまざまな景色が、一枚の写真として切り取ることが出来ます。



漆喰壁のすっきりとした風景



主屋と土蔵の連立

いぶし銀と漆喰・杉板が、コントラス良く目に入ってきます。
格子といい、いぶし銀の瓦・漆喰壁は、なぜ心の中に「ほっこり感」を宿してくれるのでしょうか。



お昼は、木考塾の皆さんや弟子たちと、施設の中にある咲蔵の座敷で
美味しくお昼ご飯を頂きました。



少し中山道を歩くことにしましょう。





写真のような、町屋や竹で作られたアーチの小窓も発見。



今日は、木考塾のおかげで、とても良い一日を過ごすことが出来ました。

まだまだ滋賀には気持ちのいいところがあります。

皆さんもぜひ訪ねてみてはいかがでしょう!













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