第294 17時間の小旅行
2009年10月03日
以前淡海里の家の研修旅行で、白川郷へ行く機会がありました。私は、木の家ネットの徳島総会で欠席でした。世界遺産になった合掌造りの白川郷。世間はシルバーウイークで、高速道路は1回1000円。
10年前に飛騨高山へ行こうと、ゴールデンウイークに計画し、高速が込むとだめだと言う事で、夜出発したが、とんでもない渋滞に巻き込まれてしまい、痛い目に合った。
思いつきだったが、22日の夜10時過ぎ「白川郷へ行こうか!」となり、即、行動開始。本来なら、開通したばかりの東海北陸自動車道のコースだが、金沢まわりの北陸自動車道を選択した。I・モードの交通情報を、時折聞きながらの道路選択です。帰りも一般的に選択するコースを、さかさまに走ったので、対向車線は大渋滞(朝の早い時間でも)。込みそうな所は、高速を早い目に降り、国道や下道を走ったため、渋滞には全く巻き込まれませんでした。
今は、秋の始まりだと思っていたが、白川につき夜が明けると、展望台から見える景色は、朝もやが立ちその中に、ぼんやりと街灯が、合掌づくりの家並みと黄金色に染まるであろう田んぼを、とてもやわらかい表情で、私達を迎えてくれた。外は少し肌を刺すような寒さを感じる。晩秋のようだ。
そろそろ行動を開始する。展望台の高台を降りると、世界遺産の中を走る道路は停滞だった。時間は朝7時にもならない。「すごい人気だな~。」街並みを歩き、ガイドブックを片手に「ここへ行こう!あっちへ行こう!。」と歩く。山に囲まれ、都会の雑踏やコンクリートの風景からは想像できない、ゆったりとした風景が、何故か心地よかった。ポケットに手を入れるものの、この風景あの風景と、デジカメを押しっぱなしだ。京都の美山もそうだったが、白川郷にもそれをはるかに超える、この地に生きている人たちの、寒い冬に耐え抜くという、知恵がひしひしと感じられ、その事がこの風景となっているんだ。と、改めて感じさせられる。どういうわけなのか、咲きほこるコスモスの背丈がとても高い。
郡上八幡っていう所に,サンプル工房があるという事で、家内の言う事を聞き、郡上に向かった。
少し食事をした後で、家内はサンプル工房で、体験教室に。私は興味が無いので、一人街を歩くことにした。
古い町並みはほとんどなく、一部きれいに観光用にと、整備された路地がありました。本当に見たかったのは、旧街並みだったのですが、残されている街並みは、アルミサッシがはまり、近年にリフォームされた、とても町家の風情のないものでした。
このまま帰路に就く予定でしたが、途中高速を降り、美濃に行く事にしました。
以前、木考塾で行った記憶がありますが、どんな街だったのかはっきりしません。「うだつのある町家の街並み」は整然と並び、これも観光用かもしれませんが、きれいな街並みを残し、少し建築が好きな人なら、そのきれいさや手をかけて保存していこうという、住民の意思や誇りが感じられる、とても良い町でした。
間口の非常に狭い、朽ちかけた建物にも、若い感性あふれる人たちが趣向を凝らし、「この建物を使っていこう」とする愛情が、街並みとそこで生きていこうとする人たちの、なりわいを感じました。
白川郷にと車を走らせ、おまけに郡上八幡・美濃の街並みというように、それぞれの地方には、風土に合った、似合った暮らし方があり、家の建て方や、街並みの取り方があるんだ。と、思い、今に置き換えると、「なんて、情けない汚い街並みが、そして、すぐそこにあるという現実にむなしさを感じました。」
10年前に飛騨高山へ行こうと、ゴールデンウイークに計画し、高速が込むとだめだと言う事で、夜出発したが、とんでもない渋滞に巻き込まれてしまい、痛い目に合った。
思いつきだったが、22日の夜10時過ぎ「白川郷へ行こうか!」となり、即、行動開始。本来なら、開通したばかりの東海北陸自動車道のコースだが、金沢まわりの北陸自動車道を選択した。I・モードの交通情報を、時折聞きながらの道路選択です。帰りも一般的に選択するコースを、さかさまに走ったので、対向車線は大渋滞(朝の早い時間でも)。込みそうな所は、高速を早い目に降り、国道や下道を走ったため、渋滞には全く巻き込まれませんでした。
今は、秋の始まりだと思っていたが、白川につき夜が明けると、展望台から見える景色は、朝もやが立ちその中に、ぼんやりと街灯が、合掌づくりの家並みと黄金色に染まるであろう田んぼを、とてもやわらかい表情で、私達を迎えてくれた。外は少し肌を刺すような寒さを感じる。晩秋のようだ。
そろそろ行動を開始する。展望台の高台を降りると、世界遺産の中を走る道路は停滞だった。時間は朝7時にもならない。「すごい人気だな~。」街並みを歩き、ガイドブックを片手に「ここへ行こう!あっちへ行こう!。」と歩く。山に囲まれ、都会の雑踏やコンクリートの風景からは想像できない、ゆったりとした風景が、何故か心地よかった。ポケットに手を入れるものの、この風景あの風景と、デジカメを押しっぱなしだ。京都の美山もそうだったが、白川郷にもそれをはるかに超える、この地に生きている人たちの、寒い冬に耐え抜くという、知恵がひしひしと感じられ、その事がこの風景となっているんだ。と、改めて感じさせられる。どういうわけなのか、咲きほこるコスモスの背丈がとても高い。
郡上八幡っていう所に,サンプル工房があるという事で、家内の言う事を聞き、郡上に向かった。
少し食事をした後で、家内はサンプル工房で、体験教室に。私は興味が無いので、一人街を歩くことにした。
古い町並みはほとんどなく、一部きれいに観光用にと、整備された路地がありました。本当に見たかったのは、旧街並みだったのですが、残されている街並みは、アルミサッシがはまり、近年にリフォームされた、とても町家の風情のないものでした。
このまま帰路に就く予定でしたが、途中高速を降り、美濃に行く事にしました。
以前、木考塾で行った記憶がありますが、どんな街だったのかはっきりしません。「うだつのある町家の街並み」は整然と並び、これも観光用かもしれませんが、きれいな街並みを残し、少し建築が好きな人なら、そのきれいさや手をかけて保存していこうという、住民の意思や誇りが感じられる、とても良い町でした。
間口の非常に狭い、朽ちかけた建物にも、若い感性あふれる人たちが趣向を凝らし、「この建物を使っていこう」とする愛情が、街並みとそこで生きていこうとする人たちの、なりわいを感じました。
白川郷にと車を走らせ、おまけに郡上八幡・美濃の街並みというように、それぞれの地方には、風土に合った、似合った暮らし方があり、家の建て方や、街並みの取り方があるんだ。と、思い、今に置き換えると、「なんて、情けない汚い街並みが、そして、すぐそこにあるという現実にむなしさを感じました。」
Posted by 東近江 川村工務店 at 00:01│Comments(0)
│樹湖里っ子(きこりっこ)
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