第484回 梼原の町研修

2013年03月04日

春の声を聴きますが、まだまだ冬。
建築士会女性部会の、『梼原の町研修』に誘われ寄せて頂きました。

人口3770人、高齢化利率41%、山は町の91%
ほとんど過疎と言う言葉が似合う町です。が、地域性を活かし、
風・土・水・森・光を木ワードに、まちづくりが勧められています。

なかでも風は、絶え間ない季節風を活用した、風力発電。
水は、四万十川にそそぐ豊富な水量で、小水力発電。

自然エネルギーによるまちづくり。現在は町内使用電力の2,7倍の発電。
また、木質バイオマス、ペレットの製造も、年間1200tだそうです。

梼原町には、豊富な森林資源を利用し、『雲の上の』をキャッチフレーズにし、
ギャラリー。レストラン・プール・ホテルなどが建設され、観光に一役かっている。

第484回 梼原の町研修

写真は、ホテルの外観1面

この写真の外観は、最初は、何とも印象がありませんが、シゲシゲ目にしていると、
縦横に構成された幾何学に、吸い込まれていくような、眼が貼りついてしまうような、
不思議な気分になりました。デザインなのか?

第484回 梼原の町研修


梼原の街並み


第484回 梼原の町研修

回廊の外観

隈研吾設計による、森のような建築。やじろべいを想像させ、日本の伝統的な斗栱とはねぎを
ヒントにしたような、壮観な建築物は圧巻でした。

第484回 梼原の町研修

ギャラリーの回廊の木組みと空間

第484回 梼原の町研修

帰りに立ち寄った、JR高知駅

町の行く末への重いと期待。そこに込められる。ものづくりへのコンセプト。強いリーダーシップと、
現代社会の抱える不安を、環境モデルとして示されている、この梼原町にたくさんのヒントがある。

そんな思いで帰路につきました。
企画をし誘ってくださった、建築士会の人に感謝します。









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