第310回 姫ホタル
2010年07月14日
永源寺ファンクラブの、今年の行事として、西川さんの「去年はすごかったわ!何万というホタルが、夜空の星と同化して、綺麗やったで!」の言葉と、その言葉から連想される風景を思い浮かべながら、7月初旬、ホタル観賞会。
マーガレットステーションに集合した私たちは、角井峠を目指し車を走らせる。本当は夕方の7時であっても、空は明るいのに、杉木立の中の山道に入ると、真っ暗になってしまいます。20分くらい走ったかもしれません。廃村の大萩を過ぎると、川は犬上川の方向に流れ、間もなく開けたところになりました。
車を止め、川面を観察しました。西川さんが「ホタルは、どの辺から光を放ち始めるのやろ?」「そら、川の近くの草からやろ」って。初めに光るところは、杉や高い木の中から、(ホ~!ホ~!)と、さみしく光り始めました。まだあたりは、明るく川の様子はハッキリ見えています。しばらくすると、川面を渡るように何匹ものホタルが、涼しげにゆったりと舞いを始めます。
私たちは、川底からおよそ10Mほどの高い所にある道路で観察しています。
やがて私たちのところから、川と反対にある森の杉木立より、はるか上を舞い、時には空をバックに光を放ち、それは優雅に飛んでいます。
ホタルって、高いところを飛ぶんだな~。初めて目にした光景でした。
少し場所を移動して、観察をしてみると、こんな光景がありました。
川と道路に挟まれた狭いところには、やはり杉が木立というより、単独で立っていました。空は、町のネオンや街路灯を吸収し、うすら明るく光っています。が反面、杉の木は真っ黒になり、絡み合った枝には光を通すすき間もなく、また、スックと延びた木の成長からは、クリスマスツリーの三角形の形が見事に出来上がっています。源氏ホタルは、何匹ともなく止まり、力強く光を放ち、見に来る人たちに、大サービスの演出です。綺麗やったな~!
その後、姫ホタルの観察という事で場所の移動です。着いた所は!
「お~~~!」鳥居!
「ちょっと、きもためしかいな?」
「一人ではこれへんとこやな!」っと!。
鳥居をくぐると、ほんの数匹空に舞っていました。あとは、地面が何やら光ってる?程度。弱い弱い光。
「これが、姫ホタルや」たまたま飛んできたホタルを、電灯で照らし覗いてみると、「ホタルや!こんな小さなホタル!」
源氏ホタルの周波の長い、力強い光に比べ、姫ホタルは、自動車のウインカーのように周波が、きわめて短く、放つ光も非常に弱弱しい、今にも消えてしまいそうな、悲しい光でした。同じ時期に、源氏と姫を観察出来て光栄でした。
また、夜道で、たくさんの鹿に出会う事もできました。
こんな、ホタル観賞会を7月10日11日と楽しみました。
Posted by 東近江 川村工務店 at 21:06│Comments(1)
│樹湖里っ子(きこりっこ)
この記事へのコメント
はじめまして。
ヒメホタル、聞いたことはあるのですがどこに行ったら見れるのかさっぱりでした。
記事を見ながら地図を見たのですが???
また良かったら詳しく教えて下さいませんか?
宜しくお願いいたします。
ヒメホタル、聞いたことはあるのですがどこに行ったら見れるのかさっぱりでした。
記事を見ながら地図を見たのですが???
また良かったら詳しく教えて下さいませんか?
宜しくお願いいたします。
Posted by AQUA
at 2010年07月14日 21:20

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。