第473回 伊香づくりの移築
2012年08月14日
お盆休みの中日、朝から小雨が降っています。
大津の坂田さんにお願いをし、現在進行中の、
栗東市荒張に建築中の建物の見学をお願いしました。

お施主さんは、古民家がどんどん壊されていく現実と、
古民家の持つ素材感や、大工仕事の木組みの迫力と自由感。
こんな立派な民家が、平気で無くなっていくのは「実にもったいない!」
そんな思いから、滋賀県余呉地方に建っていて民家を、譲って頂いたとか。

伊香づくりは、滋賀でも多雪地域で、重い雪に耐えるため、門型の木組みが、
大きなケアキの柱と、ケアキの大梁で構成されています。
それを、牛梁が悠々とつなぎ、決して木を無駄にしていない、
木の組み方がしてあります。
本来、萱葺きでしたが、瓦をのせるために、叉を外し、梁材で閉じ、
軒桁をのせて、小屋組みを構成されていました。(たぶん)
何気なく木組みを、再生されていますが、坂田さんの大工仕事の苦労が想像されます。

工事中の外観
さて、現在の大工に、このような木組みが出来るでしょうか?
プレカット主流の中、求めるお施主さんも少ないでしょうが、
「はい!お引き受けします」と言える大工。
もっと育てなくては!
大津の坂田さんにお願いをし、現在進行中の、
栗東市荒張に建築中の建物の見学をお願いしました。
お施主さんは、古民家がどんどん壊されていく現実と、
古民家の持つ素材感や、大工仕事の木組みの迫力と自由感。
こんな立派な民家が、平気で無くなっていくのは「実にもったいない!」
そんな思いから、滋賀県余呉地方に建っていて民家を、譲って頂いたとか。
伊香づくりは、滋賀でも多雪地域で、重い雪に耐えるため、門型の木組みが、
大きなケアキの柱と、ケアキの大梁で構成されています。
それを、牛梁が悠々とつなぎ、決して木を無駄にしていない、
木の組み方がしてあります。
本来、萱葺きでしたが、瓦をのせるために、叉を外し、梁材で閉じ、
軒桁をのせて、小屋組みを構成されていました。(たぶん)
何気なく木組みを、再生されていますが、坂田さんの大工仕事の苦労が想像されます。
工事中の外観
さて、現在の大工に、このような木組みが出来るでしょうか?
プレカット主流の中、求めるお施主さんも少ないでしょうが、
「はい!お引き受けします」と言える大工。
もっと育てなくては!
Posted by 東近江 川村工務店 at 22:00│Comments(0)
│樹湖里っ子(きこりっこ)