須越の家
伝統構法 膳所の家 (KY邸)
2011年03月24日

お施主さんの希望は、木組みの見える家・土壁を塗った家がでした。
瀬田の唐橋を過ぎ、膳所城址あたりになると、旧東海道に差し掛かります。何軒か面影を残す家が軒を連ねていますが、ほとんどの家は、現代的な家やマンションに建っていき、少しさみしい感じがします。
中には、街並みを意識した、清楚な家もあります。お施主さんは、全く新しいものでもなく、『外観は地域のために』ということで、落ち着いた情緒を感じられる姿を望まれました。
外観は、縦格子を意識的に使い、外からの目隠しと雰囲気を出しました。


広いリビング 手づくりの家具があるキッチン


リビングから、少し床の高い和室 吹き抜けの空間の意匠
一足玄関を開けて入っていくと、実に空気感が違う!
伝統構法 南川瀬の家 (彦根市HY邸)
2011年02月20日

障害を克服するために、家の持つ機能を確認しました。
室内へのアプローチ・煩わしい段差・室内の温熱環境・素材による健康障害・風通しや陽だまりなど。
30坪の平屋建てです。すべての部屋・空間に車いすで移動を可能にしました。
木材も地域材を中心に国産材で賄いました。土壁を塗り、漆喰で仕上げてあります。
障害を持った人にやさしい、環境をつくることが出来ました。


畳コーナーから水回りを見る 車いすでも使える手づくりキッチン


上二枚の写真は、搭屋に続く大きな吹き抜けのあるリビング
設計ー河島1級建築士事務所 (河島明美)
横出の家(東近江市 KK邸)
2011年02月07日

若いご家族です。ワンパク盛りの男の子2人。奥さんはとても化学物質に過敏で、特に自然素材に気をつかっておられました。新しい団地の中で、瓦葺き・外観は杉板の外壁。周辺のサイディングを貼った家並みとは、少し合いませんが、木組みの家を注文してくださいました。
中央には杉の磨き丸太が、ズドーンと、家の背骨のようにを横たわり、木組みのダイナミックさと、安心感を与えています。


内障子の入った居間と大きな吹き抜け 磨き丸太の入った安心感


居間からキッチンを望む 二階のオープンスペース
完成見学会の時は、近所の方がたくさん来てくださり、「木の家や!」だって。
中仙道宿場町の家 (愛荘町ET-AO邸)
2011年01月21日
中仙道66番宿場町、愛知川の街道に面して改築されたこの家は、回りの家が時代と共に老朽化し、住む世代がどんどん変わり、建て替わっていくものは、アパートが主流になりました。かつての面影は忍ことができません。
せめて地域として誇れる歴史。中仙道という宿場町の面影を、現代の家の姿として、一石を投じながら、残していきたいと考えられました。
表からの雰囲気や、格子の形など古い形を参考にしました。
かつての松の地棟等四本の再利用。板戸やなげしの飾り金物も再利用し、愛着のあった過去の家を忍べるようにしました。


玄関ホールの吹抜け ホールに続く階段

板の間の座敷(居間として利用) 和室(寝室)

玄関ホール
せめて地域として誇れる歴史。中仙道という宿場町の面影を、現代の家の姿として、一石を投じながら、残していきたいと考えられました。
表からの雰囲気や、格子の形など古い形を参考にしました。

かつての松の地棟等四本の再利用。板戸やなげしの飾り金物も再利用し、愛着のあった過去の家を忍べるようにしました。




玄関ホールの吹抜け ホールに続く階段


板の間の座敷(居間として利用) 和室(寝室)

玄関ホール