第311回 ミツバチの羽音と地球の回転
2010年07月18日

7月18日、県立大にて『ミツバチの羽音と地球の回転』の上映会がありました。
2年前に、彦根市の長谷川林材さんの奥さんに誘われて、『六っ所村、ラプソディ』の上映会の協賛企業に、引き続き参加させていただきました。
協賛企業は、フリーマーケットをさせていただきながら、PR活動もできるという事で、川村工務店としてパンフレットを置きながら少し展示をさせていただきました。
現在、山口県の上関町田ノ浦あたりでは、1982年に持ち上がった、中国電力の原発建設計画に、対岸に浮かぶ祝島の島民たちや地元住民が、豊な海を守るために28年間も闘っている。島では1000年以上続く自然と共生した生活を捨ててまで、原発を受け入れなくてはいけないのか?。豊な生態系を壊してまで原発を受け入れなくてはいけないのか?。
私たちは、電気の無い生活はもう出来ない。しかし、その利用を少しでも少なくすることは可能です。
豊かな生活の中では、電気をつくりだす根本に、考えを巡らせ思考した事はほとんどありません。なぜなら、滋賀には、原発どころか発電所そのものが無く、普通に湯水のごとく電気がわいてくるような錯覚の中に身を置いているからだと思います。
鎌仲ひとみ監督からのメッセージ
ここで生きていく決意が世界を動かす
エネルギーの先に何があるのか?どんな現実が進行しているのか?石油もウランも有限であると知りながら、そこから降りることがなかなかできずに今、世界は混乱し、相変わらず日本は原発を建て続けている。そのつけは瀬戸内海の小さな島、祝島にも及び、島の人々は28年も建設を阻止するために闘ってきたが、巨大な経済が計画を加速させてきた。
誰かが、ではなく自分たち自身でエネルギーの未来を切り開くそんな決意を持って、生活を守る人々がいる。脱石油・脱原発を決め、持続可能な社会へと舵を切った、スウェ―デンにも同じ意思を抱いた、私達と同じ普通の人々がそれぞれの課題に取り組んでいる。では、今、私たちの選択はどこにあるのか、私たち自身はどうするのか、新たな扉が開かれる。
私の棲んでいる地域に、仮にゴミ処理施設が、火葬場が、建設の予定地になった時、反対するでしょう。大型ショッピングセンターや文化ホールが来るとすれば賛成でしょうか。
誰かの犠牲の上に、私たちの生活が成り立っていることを忘れてはいけません。
オール電化の家づくり。あなたは賛成でしょうか?私は賛成はしません。すべての国民が電化された家に住んだとすれば、膨大な電力が必要になり、原発という怪物を各県に2・3基必要になるでしょう。そんなことより、もっと効率の良い、大消費都市である、東京都心や大坂・名古屋に建設すればいいのに。すでに自然の壊れてしまったクレージーな地域だから。
考えさせられる、貴重な映像に、豊さって何だろうと自問自答した一日でした。
上の写真は、フリーマーケットの会場の様子。下は、左・野間先生 中・鎌仲監督 右・私
Posted by 東近江 川村工務店 at 22:59│Comments(0)
│樹湖里っ子(きこりっこ)
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