第322回 『降りていく生き方』

2010年11月01日

「台風14号が来る!」という事で、例年開催されている、東近江農林水産祭りが、早々と中止になりました。、琵琶湖博物館学芸員(はしかけ)の中籐さんに「参加できないよ!」が、参加出来ちゃいました。妻の高子は、湖東ヘムスロイド村にて、秋の体験・オープンスタジオ2010に、デコスイーツやトールペイントのお店で出店。私一人での参加になりました。

『近江スローライフの会』発足イベントとして、「降りていく生き方」の上映会がありました。主催は、当実行委員会。
第322回 『降りていく生き方』



団塊の世代で、高度成長と競争社会のど真ん中で、、生き抜くための目標が出世やお金。最後の仕事として取り組む事となった、地方都市開発。プロジェクトをまとめるために、棚田農業を糧としている人や、さびれた商店街で街おこしを思う青年。生きた酒をつくる酒屋の女房。と出逢い、一生懸命生きている人たちの生き様や、山や農業を真剣に考える、環境・自然への心からの思いを見せられ、現代人の病んでしまった・忘れかけている、とても大切なものに気づいていきます。

限界集落・命・病んだ森と健康な森・衰退する地方の商店街・お金・政治って何だ・受け継ぐって何だ!・企業戦士って取り換え可能な部品?・一人の思いから多勢の共有できる思い、行動・土の持つ命の力・人間も自然の一部・腐敗の後に発酵・熊は何もしない神様。沢山心に留めることが出来ました。

ドラマのオープニング(導入)に、ラジオのパーソナリティが話すシーンがありました。
東京タワーが出来たころ、日本人の戦後復興を意するかのように、国民は絶賛し歓喜に沸いた。象徴的な建造物だ。ところが、果てしない、富を求め世界中の贅沢とお金を集めるために、次々と高層ビルが立ち並んできました。そのことが当たり前のように。そうすることが進歩であり、幸せにつながるんだという、いわば妄想のように。日本人は爆走している。
たった一つのタワーが、現在では、都会の光の中・ビルの狭間で、探さなくてはいけないようになってきている。この現実社会が作り出している、格差社会がタワーに置き換えられて見ることが出来る。という話。

ゆっくり・ゆったり?生きるってどういう事なんでしょう。
家づくりに置き換えてみれば、木の成長・乾燥に合わせた工法を選択し、地産地消で長く使える家しかないでしょうね。
一般社会から見れば現実的では無いでしょうネ!



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