第324回 君が畑山行
2010年11月09日

69回になりました、セミナーが無事終了しました。
盛り上げていただいている、皆さんの気持ちが通じてか、天は私達に『晴れ』という、
ご褒美をくれました。ご参加いただた皆さん、ありがとうございました。
ちょっと、しんどかったです。
下見には行ったものの、「こんなに急峻だったっけ!」足と頭がずれたような、運動機能でした。
こんな体験も、とても貴重です。山の人って足は強いな~!

">(写真手前は、山から搬出された木材・遠くに見える山が皆伐された山)「永源寺君が畑の杉です。」と、事あるごとに話していましたが、少しは?で話していました。
今回のセミナーで、こんな山・こんな人・こんな木って、言うように、お施主さんに自信を持て
話すことができます。いい見聞になりました。
伐採の後は、切りっぱなしの山になってしまうのですね。この後はどうなるのか?みたいな。
どれだけ植えても、鹿の害で育たないという環境の現実。
回りの山を見渡せば、人工林の山・光を跳ね返し赤く輝く、紅葉した混合林の山。
そんなに、問題があるようにも感じず、真逆に豊ささえ感じます。
参加された、寺島さんが、鹿の嫌う木があるから、それをところどころに植え、獣害を防いだとか!
日本からオオカミがいなくなって、山のバランスが壊れたとか!
結局人間が、「良し」と考えやってきたこと!
たくさんの「良し」は出来ません。私の「良し」は、やっぱり地域材で家づくりをし、絶やさない事です。
『山に返す』と言うテーマは、そのことを広げ、次の世代につなぐことだと思います。

">(皆伐された山を、降りていく参加者)
河原で頂いた、豚汁・てんぷらも美味かった。ロケーッションも少しだけ、大正池!
大量のカメムシは、土産話し。虫が豚汁の中に飛び込んでこないように、ガードしながらの食事も、
「食べる」という本能をむき出しにし、食=生きるを、個々に表現してくれました。
カメムシが飛んでいる風景って、私達には珍しい。
愛知川ダムから、車で30分。私にとっては遠い山の中。
そんなところに、求めていたものがありました。
紅葉の見頃には少し早いようでしたが、木の上の方から、赤く色づくもみじは、下の方の緑色と
相交えることなく、近づくクリスマスカラーをつくり、冬への準備を始めているかのようでした。
Posted by 東近江 川村工務店 at 23:23│Comments(0)
│樹湖里っ子(きこりっこ)
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