第379回 須越の家上棟
2011年05月17日

6寸角の通り柱上部の仕口
13日に上棟の予定でしたが、組み立てが台風の影響での雨とのこと、
「良いお天気が、大安吉日」と言うことで、
14日から2日間レッカーでの組み立てをおこない、
16日、上棟式をしました。
この3日間は、良いお天気に恵まれ、上々の上棟日和でした。
びわ湖沿いの、湖周道路と浜街道に挟まれた、須越という町です。
今までに、何度も私の開催している、軸組見学会や完成見学会に
来て下さり、木組みの美しさや、安心感を実際に感じていただき
地域材を使うということも、理解してくださり、仕事をさせてくださいました。

この家の特徴的な木組み
1階には、松の太い梁が2本入り、ヒノキの磨き丸太が支えています。
「折置き」という組み方で、梁を重ねていくため、木組みは迫力を増します。
同時に美しさが際立ってきます。
最近の家づくりの傾向は、「木組みを見せない」「見せることが出来ない」
さみしい家ばかりです。
木組みを見せることは、大工の技量が求められます。
お施主さんが「きれいですね!」と言ってくださいました。
その言葉が、また「頑張ろう」になります。
完成まで、まだまだ時間がかかりますが、その時間を楽しんでほしいと思います。

組み上がる家
Posted by 東近江 川村工務店 at 07:56│Comments(0)
│樹湖里っ子(きこりっこ)
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